L’arcobaleno(ラルコバレーノ) 二つ折りロングウォレット【レビュー】

2018/09/11 2018/10/15

L’arcobaleno 二つ折りロングウォレット

【基本情報】

・L’arcobaleno / 二つ折り財布
・19×9.5×1.7 cm (幅×高さ×マチ)
・コイン室×1、カード室×7、札室×2 、マルチスペース×2
・オールレザー・オールハンドメイド
・Price : ¥39,000- (2018/09/10当時)
・Made in Italy

【L’arcobalenoとは】

2008年に誕生した日本人デザイナーによるブランドで、MADE IN ITALY＆オールレザーハンドメイドをその信条・こだわりとしています。

“MADE IN ITALY”を信条とするラルコバレーノにあって、最も大切にするもの。それは最高の技術、最高の素材で手掛けたプロダクトを「安心して実用いただける」ということ。
フランス・アルラン社の上等なゴートレザー、それを惜しみなく投じたオールレザー仕上げ、瑞々しく鮮やかなカラーリング、気品を損ねないユニークなデザイン・・・ラルコバレーノの魅力は様々に語られますが、ブランドの中心にあるのはイタリアに深く根差した革文化。その延長線上に生きる、革職人（アルティジャー二）の経験と技術です。いまではイタリア国内でも希少となったアルティジャー二。その価値を存分に伝える、TUTTO IN PELLE FATTO A MANO（オールレザーハンドメイド）にこだわり、革小物の新たなスタンダードを提案しています。
確かな物づくり、本物の安心感、そしてウェアラブルかつ機能的なデザインであること。イタリア語で虹を意味する“L’arcobaleno”という名前には、ひとつひとつの製品に宿る想いが、虹の架け橋のように世界に届くようにと願いが込められています。
これらのクリエイションの原点に据えたプロダクトは、ミラノにパリ、遠く海を越えた日本で評判を呼び、ラルコバレーノをワールドワイドなブランドと認知させました。

（公式HPより）

二つ折りロングウォレット

私は財布類をマネークリップ（別記事）・小銭入れ・長財布の３つに分けて使っています。
普段はマネークリップがあれば十分なのですが、それだけでは不便なときが稀にあります。
なので、私が長財布に求めるのはデスクトップPCのような母艦としての役割です。

とはいっても、ラウンドジップウォレットのような大げさなものは好みではないので、色々と探していたところ、この財布を見つけました。

多少の欠点

ただ多少の欠点はありました。
まず、カード入れの部分ですが、下部のポケットがよく使うカードを入れるように作られています。ただこの部分、なんとなく落とさないか不安になってしまうんです。切り込みの形から2枚入るよう作られており、2枚入れるとテンションが掛かって安定するのですが、あまり革に負荷をかけたくないのと、後ろ側の2枚目のカードが出しづらいんです。

どなたかいい方法がありましたら教えてください。。

それから、薄い財布を求めているので仕方ないのですが、札室にマチがないため、お札が数えづらいですまた多くの紙幣を入れるのに向いていません。小銭入れの部分も同様ですね。

それ以上の良い部分

と、確かにデメリットはあります。

しかし、私自身はマネークリップと小銭入れ、電子マネーと合わせて使っているので、ほとんど問題ないです。

また、オールレザーなのもメリットがあります。
革小物もその一部に合成皮革や布地、スナップのような金属部品を使っていると革は長持ちしてもそれらの部分が劣化し、ダメになってしまうことが多いです。
オールレザーならキチンと手入れしていればそれらの素材よりも永く使えますし。
ジップだけは使用されていますが、ラルコバレーノの製品はYKKのハイエンドジッパである“エクセラ”を使っているのでその部分の信頼度は高く安心できます。

レザーはフランスの高級老舗タンナー“アルラン”社の型押しの山羊革を使っています。山羊革は重厚感はない分、繊維が細かく、軽く、耐久性に優れており、傷のつきにくい素材です。革の質感は独特のものがありますが、型押し加工がされていますのでこの財布は山羊革の質感は良くも悪くもあまり感じません。素材のメリットが生かされています。

職人によるオールハンドメイドなので、作りも丁寧でコバの処理もエッジ感があって財布の薄さを際立てています。
バイカラーなのも一役買ってるのでしょう。