Church’s Shanonn【レビュー】

2015/03/29 2018/09/08

Church’s　Shannon

はじめまして、イズルです。

自分の「一生もの」の備忘録として、また、その備忘録がどなたかの参考になれば、との思いから始めたのがこのブログであり、一つ目のアイテムとなります。拙い文章ですが、すこしづつ上手く書けていければと思います。

【基本情報】

Church’s（チャーチ）／Shannon（シャノン）
Size（Length）：7（70）
Size（Width）：F
Last：#103
Leather：Polished Binder Calf
Color：Black
Price：¥111,800-(2015/03/28現在)

革靴、定番の型の一つ「外羽根式プレーントゥ」その外羽根式プレーントゥの中でも一つの完成形といえるのが、このシャノンではないかと思います。

オールデンの990と双璧をなすモデルであるけれども、それぞれの方向性は全く異なっています。

どちらも、外見はシンプルながらもボリューム感があり、無骨な雰囲気というのは共通しています。ただ、ソールやウェルトの違いから、シャノンのほうが、ややボリューム感がつよいです。

そして、両者について方向性が異なるのは実用性に関する点です。

990がコードバンである以上、天候を気にせずにはいられない一方で、

シャノンはポリッシュドバインダーカーフ(ガラスレザーの一種)・ストームウェルト・袋ベロを採用していることにより、雨を気にする心配が少ないです。

（もっとも、この価格の靴を履く以上、天候を全く気にしないなんてことはできませんが。）他の本格靴と比べたときには、ずいぶん安心できる靴でしょう。

わたしは「今日はドレスアップしなければならない、ただ、天候も気になるな…」という日はこのシャノンを軸にファッションを決めていますね。困ったとき、不測の事態に助けてくれる。シャノンはそんな靴だと思います。

【手入れについて】

ポリッシュドバインダーカーフは深い傷がついてしまった場合、靴クリーム等で誤魔化すことはできません。この点に関してだけはポリッシュドバインダーの欠点といえます…わたしの靴には大きな傷は付いてませんが、そういった傷のついたシャノンを拝見したことがあります。光沢のある革質が余計に傷を目立たせてしまうようです。ただその一方で、日々の手入れについては楽ですね。

わたしはウォーリーのクリームエッセンシャルを使ってケアしています。

ポリッシュドバインダーは通常のガラスレザーよりも樹脂のコーティングが薄いといわれており、ある程度クリームは入っていきます。一度の行程で汚れを落とすと同時に革に栄養を与えることができるこのクリームは、重宝してます。

今のところこのクリームでトラブルが生じたことははありません。クリーナーの効果がある以上、力を入れて拭くというのは厳禁ですが、その点だけ注意さえすれば財布や鞄など靴クリームを利用しづらいものまでカバーできる守備範囲の広いケア用品だと思います。

実際友人に紹介したところ、レザーのジャケットのケアにも良い効果があったとのことで、好評でした。

[2016/02/23追記]

現在、上記商品は廃盤となり、M.モゥブレィクリームエッセンシャルが現行品となります。ウォーリーからＭ.モゥブレィにブランドを移しただけで、同等品です。一応匂いが改良されたとのことですが、わたしはまだ嗅いだことがないので何とも言えません…

[2018/09/07追記]

現在はM.モウブレィプレステージ　クリームエッセンシャルが同等品、現行品になっています。