JM Weston 588【レビュー】
2017/12/06
JM Weston 588
こんにちは。イズルです。
【基本情報】
- JM Weston/588
- Size(Length):6
- Size(Width):E
- Last:#25
- Leather:Calf(DU PUY社製)
- Color:Navy
- Price:¥149,040-(2015/10/01現在)
- Made in France
靴好きなら誰もが知ってるブランド、JM Weston 。
その大きな特徴は2つ。
まずは美しいデザイン。
これはフランスブランドのなせる技か、クラシックな中にも優雅がともなう美しさがあります。
そして良質な素材。
世界最高レベルのタンナーとして知られるフランスのデュプイ社。そのデュプイに持ち込まれる原皮の中でも、最高峰の原皮からなめされる革は、たった2社へしか卸されないといいます。その一つがエルメス。そしてもう一つがこのJM Westonです。それほど良質な革が用いられています。
加えて、底材、ライニング、ソールのいずれも極上の天然素材を使ってそのため、底革なめし工場を自社で持っているほど。
このように、こだわりを追求した結果、数あるブランドの中でも、革の品質はトップクラスといわれるわけです。
588自体の特徴としては、この美しい色合いと、主張のあるウイングチップ×ダブルソールの組み合わせでしょう。
また、革の質が高いのが、写真から感じることができるのではないでしょうか。
サイズは6Eです。
自分は足の左右差が4mmほどあるようで、ここは本当に悩みました。
店舗でフィッティングした際には右足に合わせて6E(左足は馴染むまで大変)にするか、左足に合わせて6 1/2 E(右足は前者と比べると少し緩い)、もしくは余裕をもって7Dとするか…
セミオーダーで左右別のサイズをオーダーすることもできたのですが、そうするとフランスに発注するとのことで、納期がかなり先に…
結局はJM Westonの推奨フィッティングでいわゆる「修行」をすることを決意。馴染んだときに最もフィットするサイズを選択しました。
コレを履いてしまうと他の靴がルーズな気がしてくるというくらいです。
というのも、Brift Hにてプレケアをして頂いた後に下ろし、外出してみましたが、サイドからの締め付けがキツく…
ソックスを最も薄い部類のものを購入→それでも耐えられず、最終的にスリッポンを購入して帰宅したほどです…(笑)
試し履きの際にはその靴を履くシーンを想定し、きちんとソックスを選んでお店に向かっています。それでもなお、歩いてみないと分からないこともあるようですね…それほどのタイトフィッティングです…
下ろす際は室内で1時間ほど履いた方が良いかもしれません…
そんな588ですが、延べ36時間ほど程履いた時点で、傷みは感じなくなりました。
足に全方向からテンションを掛けてくる感じはなお健在で、まだソールの返りが悪い感じがしますが、明らかに馴染んできています。
諸先輩方のレビューを拝見するかぎり、まだまだ道は長そうですが、ゆくゆくは本当に足に吸い付くフィッティングをいうのを感じることができるのではないでしょうか。長い目で馴染ませていきたいと思います。
【2017/12/06 追記】
その堅甲さと華やかさから少し履く頻度が減っていたため、また革に硬さが出てきてしまいました。定期的なケアはしていても、やはり履かないとソールやポールジョイントの部分など動かせない場所があるので、ローテーションに組み込まないとだめですね…ソールの返りやウイングチップの特徴であるパーツの多さからくるアッパーの硬さもまだまだ改善しそうです。
【磨き&シューレース】
なお、今回も青山のBrift Hにて磨いて頂いた直後のものです。
シューレースもBrift Hオリジナルのもので、ブルーの平紐にピンクゴールドカラーの金具で作って貰いました。
残念ながら、ピンクゴールドは廃盤とのこと…再販を期待したいです。
自分でケアするときはクリームはサフィールノワール クレム1925 (ネイビーブルー)、ワックスも同じくサフィールノワール ビーズワックスポリッシュ (ネイビーブルー)を使ってます。
サフィールノワールは評判の通りの質の高さで、特にクレム1925はよく伸び、極少量でも艶が出るので色を合わせるのにも重宝します。
最近靴のケア用品はだんだんサフィールノワールに鞍替えしてしまってますね(笑)
【シューツリー】
JM Westonの良いところの一つ、各サイズごとに用意されたシューツリー。
かかとのフィット感はさすがです。
参考価格:¥15,120-(税込)
【ベルト】
革靴と全く同じ色合いのベルト(3.5mm巾)
参考価格¥71,280-(税込)
ベルト穴が見えないタイプです。
着用すると自分からはブランドネームが見えます。
ベルトが緩くなった場合には6000円程度で穴を空け、染色してくれるようです。
【最後に】
上質な革、堅牢な造りから、その耐久性は明らかですし、クラシックなデザインはこの先も廃れることはないでしょう。何度も張り替えて履き、一生モノにしたい逸品です。
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