DENTS 15-1041 – Men’s Handsewn Unlined Peccary Gloves Black 7½【レビュー】

こんにちは。イズルです。

2014年のブラックフライデーに購入したDENTSのグローブが良い感じに馴染んできました。

【基本情報】

DENTSは英国にて1777年にジョン・デント氏により創業。

天才的な革の鑑別・裁断技術により作り出された手袋は、「シークレット・フィット」と呼ばれ、また、「グローブ界のロールスロイス」と言われるほど評価されています。世界のトッブグローブメーカーの一つでしょう。

ほとんどの作業を手作業で行い、その作業工程は32行程にも及び、そのようなこだわり抜いた行程によりデンツの手袋は作られています。熟練したグローブカッター（裁断士）になるには、通常で約7年かかるといわれており、長い年月を経て、世界の代表となる手袋を作る事の出来る職人になります。代々職人によってその技術は受け継がれ続け、その積み重なった歴史が現在のDENTSを作り上げたのでしょう。

そして、デンツの中でも一際有名なのが、ペッカリーグローブ（猪革）。雨に濡れても固くなりにくく、ふっくらとしているが軽く、形崩れしにくい素材。
長い月日を共にする最高のグローブです。

購入に際し、サイズ の選択は非常に悩みました。

素材はその堅固さと柔軟さを併せ持っている、また、年々生産量が減っていて今後の入手が困難になることが予想される、ということから「ペッカリー」にすることに。
そして、以前バーバリーのグローブを使用していた際に、裏地のカシミヤが段々と薄くなり、最終的には指先のカシミヤがすべて無くなってしまったという経験があったこと、加えて、革の質感をダイレクトに感じたということから、「裏地なし」に。
加えて、ボタンやパーツの劣化などが嫌なので、シンプルなペッカリーレザーのみのモデルのグローブに決めました。

ここまではすんなり決まりました。（といっても、CAUSSE GANTIEなども候補だったので、そことは悩みましたが…）

そして問題となったサイズは7にするか7Hにするか…日本のDENTSのHPではサイズは7Hからとなっていましたが、 新宿伊勢丹メンズ館には7もありましたので試着させて頂きました。

7は幅は少々きつめかなと思う位のフィット感で、革が伸びるのも考慮すれば、ゆくゆくはジャストフィットになってくれるのでは…と思うえるサイズ感でした。ただ、いかんせん自分には若干長さが足りず、手首のスリットの部分から手のひらが覗いてしまう状態でした。

でも、靴とは違って縦方向にも動きが出るグローブなら縦にも伸びるのではないかとも…そうすれば正に、紙幣のめくれるフィット感のグローブになってくれるのでは…そんな考えもちらつき…

結局はサイズが合わないリスクを避け、7は選外ということに。

〈サイズ参考ページ〉https://row.dentsgloves.com/pages/sizing?ROW=yes

結局7Hに決まりました。(伊勢丹ではブラックの在庫がなく、入荷待ちとのこと。DENTSの英国オンラインショップで購入することにしました。）

〈Amazon参考ページ〉DENTS アンライニング ペッカリーレザー グローブ [国内正規品]

手入れはおなじみのM.MOWBRAY デリケートクリーム (ニュートラル)を定期的に擦り込んでいます。革がしっとりします。

このDENTSのペッカリーグローブはカシミヤのライナーがない分、暖かいとはいえませんが、風はしっかり防いでくれます。
縫い目は手作業でしっかり縫われており、ライナーやボタンパーツなどの劣化もないので、まさしく一生モノになるとおもいます。