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イエローナイフ オーロラ観賞旅行【持ち物・準備編】

      2019/11/28

イエローナイフ オーロラ観賞旅行【準備編】

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2016年〜2017年の年末年始にカナダのイエローナイフにオーロラを観に行ってきました。 イエローナイフについては、旅行本でほとんどページを割いておらず、ネット記事も書いてる人ごとに情報がまちまちだったので準備に苦労しました。この記事はそのとき情報収集したものと自分の経験を踏まえて書いたものです。

【2019/02/28追記】
この度2018年〜2019年の年末年始に再度イエローナイフにてオーロラ鑑賞に行ってきました。
2度目の渡航を経て追記・修正しました。

服装など

まず、とにかく寒さ対策です。1月のイエローナイフは平均気温がマイナス25℃と、東京に住んでる自分には想像を絶する気温だったので、どんな服装なら良いのかが全くイメージできず、恐怖でした。普通の旅行なら最悪現地調達すれば良いと思ってるのですが、イエローナイフは三が日はほとんどの店が休みで、さらにこの年は元日が日曜日のため翌日も振替休日だったりと例年より日取りが悪く、買い物はほとんどできません。なので日本での準備が大事だったんです。

といっても、ポイントとなるアイテムさえ押さえておけば過度な防寒具を買ったりといった心配をすることは無いと思います。(ただ、個人的には旅行の際の服装・ファッションは思い出・記録・雰囲気にも影響すると思います。その辺りを重視する方はカナダグースを買ったり徹底的に装備を整えて下さい。それも楽しいでしょうし。)

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オーロラビレッジのオーロラ観賞ツアーではこのような防寒着をレンタルできるのですが、犬ぞりや散策などのアクティビティのときはともかく、日中の町歩きには重く、不便です。なのでレンタルだけでなく、最低限は用意していくことをオススメします。

絶対に用意していくべき、必携物

スノーブーツ

SOREL 1964 Pac Nylon W Nuptse Bootie Wool IV  KEEN ウィンターブーツ Elsa Boot WP

まずはスノーブーツです。レンタル防寒具にはスノーブーツも含まれていますが、スノボ用と同じくらいのごついものです。(私のレンタルした物はマイナス70℃対応のものでしたがかなり重かったです。体感的には両足で1.5㎏程度あったんじゃないでしょうか…)なのでオーロラ観賞以外の町歩きやアクティビティには全く向きません。 だとしても、外出の際には足の底から冷えがくるのでスニーカーではかなり厳しいでしょう。なので帰国後のことも考えてマイナス40℃対応くらいのものを買っておくとちょうど良く、帰国後の大雪や雪国に行くときにも使えて良いのではないでしょうか。上のものはお手頃かつ用途的にもちょうど良いです。

最初は私はスニーカーで、同行者もムートンのブーツで行くつもりでした。ただ、直前にSORELのナイロン地のスノーブーツを購入。連れも出国直前に酒々井のアウトレットで購入しました。現地についてこの判断は本当に正しかったと思いましたね。めちゃくちゃ寒かったです。足下から冷えていきます。あの寒さのなかスニーカーで町歩きなんて寒さに耐性のない人間には無謀でした。オールドタウンからダウンタウンまで30分ほど歩いて帰ったんですけど、スノーブーツ以外だったら無理だと思いましたね。 上は重ね着でなんとかなりますけど、靴下の重ね履きじゃあ限界がありますし、蒸れて余計に冷える場合もあります。  オーロラ観賞以外の時間はホテルにいる、移動するなら全部タクシー、という方以外は購入をお勧めします。

【2019/02/28追記】
やはりスノーブーツは重要だと思いました。
たしかに、オーロラ鑑賞ツアーの運営会社の貸し出してくれる防寒着は、不備があった場合には交換してもらえます。ただ、不備がなくともその中でも自分とっての当たり外れがあります(必要以上にゴツいものや足首より上が薄いものなど、もちろんどれも防寒具としての最低限の機能は有してますが)。
思ったより気温が下がらない・カンジキ体験などある程度の距離を歩く予定があるといった場合には、上のようなブーツの方が適してることもあるので、用意があると選択の幅が広がり、さらに快適に過ごせると思います。

インナーグローブ

[ミズノ] ブレスサーモ インナーグラブスマホ対応

次いでインナーグローブですね。
これは必須です。
マイナス25℃ともなるとドアノブ・手すりなどの金属が凶器になります。素手で触ると張り付くとのことですが、ほんとそんな感じです… オーロラ観賞ツアーに参加する際には上の方の写真のレンタル防寒具[カナダグース・防寒服のボトムス・ミトン型グローブ・スノーブーツ・フェイスマスク]がありますが、ミトン型のグローブは非常に暖かい一方で何もできません。せいぜい建物の入り口を開けるくらいでしょう。オーロラ観賞の際には椅子を設置したり、カメラで撮影したり、カメラの電池を交換したり、ライトで照らしたりと細かな作業を結構します。なので5本指の薄手の手袋は必須です。ブレスサーモは汗などの水分を吸うことで発熱するので、薄手でも見た目以上に暖かいです。 これをして下の桐灰カイロをミトンの中に放り込めば完璧です(笑)。

【2019/02/28追記】
ユニクロのヒートテック手袋は日本では暖かかったのですが、マイナス20℃以下の世界では暖かさを感じませんでした。。
なのでインナーグローブはブレスサーモインナーグローブがおすすめなのは変わりません。
ただ、オーロラ撮影をメインにする場合にはフリース地のインナーグローブをお勧めします。
写真撮影時は頻繁にバッテリーを交換する必要があるのでポケットフラップの開け閉めをよくします。毛足の長いものだとその度にマジックテープに引っかかるので、結構なストレスを感じます。
同行者のモンベルのインナーグローブはあまり引っかからなかったのでお勧めです。

 

使い捨てカイロ

桐灰カイロ ニューハンドウォーマー 桐灰カイロ・はるタイプ

あと、カイロは欠かせないと誰もが思うでしょう。 もともと私はイエローナイフに木炭カイロやハッキンカイロ持って行くことを検討していたのですが、燃料の木炭やベンジンは2017年現在では、飛行機で海外に持ち込む事ができず現地調達も難しそうなため断念しました。 そこで普通に使い捨てカイロを持って行くことにしました。ただ、使い捨てカイロのなかでも桐灰のカイロが圧倒的におすすめです。

本当にこの桐灰のカイロは正直他社のものとはレベルが違うと思います。感動ものです。比較のために何種類か持って行きましたが、桐灰カイロだけはマイナス25℃でも十分に発熱し、オーロラ鑑賞後翌日になってもまだ発熱していました。(正直、桐灰カイロのレベルが他と違いすぎて変にテンションが上がってしまい、ホテルに戻るときにピーティ(テント)に三脚を忘れたほどです…)オーロラ観賞をするオーロラビレッジには日本からの観光客も多く、また多くの人が使い捨てカイロを使っていました。ですが、十分発熱しないカイロだったのか、カイロを揉んでいたりしている人が多かったです。予備がたくさんあれば桐灰を布教するため配り歩いていたでしょう^^;

と言うくらいこの旅行では重宝したもので、絶対にオススメです! だまされたと思って買ってみて下さい!

オーロラ観賞時に写真撮影をしたい方は予備の電池を温めるのため、ポケットにも入れたりとたくさん使うので、多めに持って行くことをオススメします!

【2018/10/23追記】
桐灰のカイロにより高温版の使い捨てカイロがありました。
また極寒地に行った時に試してみたいと思います。オーロラ鑑賞は3,4時間ほどなので持続時間が短くても高温のほうが適していると思います。

【2019/02/28追記】
マグマカイロは本当に高温で、マイナス25℃の環境下でもきちんと発熱してくれます。
ほんとこれ、日本で必要か?と思うくらいの高温です。笑
熱すぎるくらいです。


桐灰化学 めっちゃ熱いカイロ マグマ 貼らないカイロ すぐ高温・屋外で冷めない

ニット帽

Highland 2000 ニット帽 British Wool Cable Bobcap

当然の防寒具ですね。防寒着のフードを被っている時間がほとんどですが、必要です。素材もウール100%だと寒冷地でも安心です。オーロラ観賞になれている風のおじ様たちはカラフルな髪の毛が生えているような帽子を被ってる人が多かったですね。

ネックウォーマー

最後はネックウォーマーです。口周りをふさいでいないと鼻毛が凍り、息をするのも苦しいです。何となく空気が足りなくなるというか。初めての感覚でした。なのでネックウォーマーやマフラーも必須です。ただマフラーよりも上げ下げが容易なのでネックウォーマーの方が便利でした。ユニクロのヒートテックネックウォーマーが結構厚手で良いです。

 

 

これらさえ押さえておけば、あとはユニクロの極暖ヒートテック、スキー・スノボウェアのボトムス、ウルトラライトダウン、フリース、軍物のモッズコート、桐灰カイロ、これらを気温によって組み合わせれば日中は大丈夫でした。スノーブーツさえ履いていればあとは重ね着ができますし。 ただ、カナダグース(日本仕様のものでも可)を着ていると本当に暖かそうですし、何よりも雰囲気がでて良いなーと思いました。

あった方が良いもの

イヤーマフ

イヤーマフ

オーロラ観賞中はフード・キャップ・ネックウォーマーなどがあるので以外に邪魔になったりで二日目からは持って行かなかったりしますが、町歩きや食事に行くとき、あると便利です。

服装以外の必須事項

1Day コンタクト

いつも眼鏡の人は作った方が良いです。オーロラビレッジではピーティと外を行き来した時や、自分の呼吸で眼鏡はすぐに曇ります。せっかくのオーロラが出ていても眼鏡が曇っては見えませんからね。

下にも書いてますが、ロストバゲッジしても大丈夫なように1Day用のを機内持ち込みするのをお勧めします。

保険

イエローナイフに行く際には必須だと思います。寒さもあるので体調不良やケガの際にはもちろんですが、この旅行ではロストバゲッジ(預入荷物遅滞)対策です。航空会社にもよりますが、成田からイエローナイフまで2回の乗り継ぎがあるので当然スーツケースも2回の乗り継ぎがあります。乗り継ぎが多ければ荷物が届かなくなるリスクはその分高まります。実際私の荷物も届きませんでした…同じ飛行日の人も6組ほど届かなかったようでした。イエローナイフではよくあることのようです。というか飛行機も小さいので、単純に荷物が積めなかったのが原因なんじゃないかと思います…とある方は前回イエローナイフに来た際には帰国日前日まで届かなかったとか…年末年始で職員も休みモードなのだと。。 幸い私は翌日の午後に届きましたが、下着や髭剃り、コンタクトの保存液や基礎化粧品などがないのは結構苦痛です。航空会社からもらった洗剤で洗濯しましたけど、なんかシャキッとしないんですよね…

保険会社はどこでも良いですが(ロストバゲッジの補償があれば)、私は損保ジャパン日本興亜が保険金と支払金のバランスが良かったので利用しました。 帰国後の支払についてもスムーズでしたし。(服を買えるのがお土産屋くらいだったので、レシートの項目上では「お土産」としか書かれていたのに、あれこれ説明を求められたりもしませんでした。額があまり大きくなかったのもあるかもしれません。)

それと、クレジットカード附帯の保険等も確認しておくと安心です。

何回も書きますが、イエローナイフに行くときはロストバゲッジの項目は本当に大切です!

1日分の下着類を機内持ち込みする

これもロストバゲッジ対策です。最低限持ち込めば良かったと後悔しました…

服装以外のあった方が良い物

懐中電灯

ThruNite Ti3 0.04-120ルーメン Neutral White

1月のイエローナイフは16時頃日没します。日没後町を歩いたりする際などあると安心です。観賞ツアーで配布されるライトはちょうど良い明るさなんですけど、観賞の時使ってるだけでも3日目にはほとんど役に立ちませんでした。寒いので電池の消耗も激しいんでしょう。

上のスルーナイトのライトなど、ごくわずかな明るさのファイヤフライモード(蛍火モード)があるものがあると便利です。(みんなオーロラの写真を撮るために長い時間シャッターを開けているのでフラッシュを焚いたり強い光のライトをつけると死ぬほど怒られますのでお気をつけ下さい^^; ) 雪が白いので電球色はナチュラルホワイトの方が反射が柔らかくて良いと思います。

紙皿やカトラリー

正月はレストラン、スーパー、含めてお店はほとんどやってません。オープンしていたのはドラッグストアと小さいコンビニだけでした。 冷凍食品しかなかったのでお皿がないと食べるのに苦労します。あれば良かったなと思ったものの一つです。

コンドミニアムの場合は部屋に用意されているかもしれません。

【2019/02/28追記】
参考までに。
2016年にエクスプローラーホテルに宿泊した時には食器類はありませんでした。
2018年にシャトーノーヴァに宿泊した時には部屋に食器類の用意がありました。

旅行向け カトラリー

軽食やインスタント食品

カナダでは食品の持ち込みについて厳しく取り決めがなされています。
肉類、肉類を含む食品、乳製品、果物、野菜、種、ナッツ類、植物、動物、鳥、木、花、土、虫などを持ち込む際には申告することになっています。
生鮮食品に限らず、加工品・インスタント食品も含まれるので、大抵のものはこれに該当するのではないでしょうか。
よって、該当する場合には税関にて申告し、持ち込みを認めてもらう必要があります。
税関でのやり取りに不安がある場合には、日本からは持ち込まず、バンクーバーの空港などに到着したタイミングでキオスクなどで購入しておくと安心です。

オーロラ撮影をしたい場合

オーロラの撮影に関してはまた書きますが、以下の物は必須です。

三脚

SLIK 三脚 GX 6400 4段 レバーロック

レンタルもありますが数が限られていまので、借りられなかった場合全く写真がとれません。

複数枚のSDカード

極寒の地ではせっかく撮影したのにデータが飛んでしまったということがままあるようです。できれば観賞日数分もしくはホテルでバックアップをとっておくのが良いです。 タイムラプス風に撮りたい場合などはメモリーカードの書き込み速度も重要なので、その辺りも吟味して下さい。

布団圧縮袋のようなジップロック


 衣類圧縮袋 大判サイズ

極寒地でカメラを使う際には結露対策が重要です。ジップロックで冷たい空気を取り込んで、ゆっくりカメラを室温に戻しましょう。 普通のジップロックなどでは極寒の中手袋をしたままジッパーを閉めるのは結構大変です。私は普通のジップロックを持って行ったので苦労しました。スライダーつきの方が絶対いいと思います。圧縮袋なら持って行くときはフリースなどを圧縮しておけば良いので一石二鳥です。

あと、心配な方は防寒ケースを使っても良いかもしれません。

予備のバッテリー


カメラバッテリー

冬季は寒さの影響で恐ろしいほどの勢いでバッテリーが消耗していきます。
バッテリーはポケットにカイロと一緒に入れておけば回復します。
私は温める時間から3個のバッテリーをローテーションしました。
純正のバッテリーを2個購入するのは高額になってしまうので、互換バッテリーを利用していました。
あと、同じポケットに入れるとどのバッテリーが直前につかっていたものかわからないので、ポケットごとにカイロを入れた方がいいです。

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これらのものは冬のオーロラ観賞旅行にいくには以上のものを揃えておくと、より快適に旅行を楽しめると思うので、ぜひ準備万端で楽しんできて下さい!

こちらも参考になればと思います→イエローナイフ オーロラ鑑賞旅行【カメラ編】

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